座・高円寺は、正式には杉並区立杉並芸術会館という名の公立劇場です。住所は杉並区高円寺北2の1の2。JR高円寺駅の北口から徒歩5分ほどの距離にあり、阿波おどりの舞台公演のほか、演劇やダンスの上演にも使われる劇場です。
上演だけでなく、つくる場所でもある
この建物の中身を見ると、劇場としての性格がはっきりします。舞台と客席のかたちを演目ごとに組み替えられる小劇場が「座・高円寺1」、区民ホールとして固定席を持つのが「座・高円寺2」。さらに稽古場が3室、衣裳を仕立てる部屋、舞台美術をつくる部屋、音響と映像を扱う部屋、そして資料を収める書庫まで備わっています。上演の当日だけ使う貸しホールではなく、稽古から道具づくりまで館内で完結できる構えになっているわけです。「阿波おどりホール」と名づけられた空間もあり、区が阿波おどりの振興団体とパートナーシップ協定を結んでいることが公式に紹介されています。区立の劇場が、街の踊りの名を部屋の名前にしている例はそう多くありません。館内には「まぁるいカフェ」があり、運営は指定管理者の合同会社syuz'genが担っています。
当日に効いてくる行き方の注意
最寄りはJR中央線・総武線と東京メトロ東西線の高円寺駅で、北口から徒歩5分。ここでひとつ、公式が明記している落とし穴があります。土曜と休日、中央線の快速は高円寺駅を通過します。総武線の各駅停車か東西線に乗り換えてください、という案内です。土曜や日曜に催しを観に行くなら、この一行は覚えておく価値があります。阿波おどりの大会当日についても、主催者が同じ趣旨の注意を別に出しています。地下鉄の東高円寺駅からも歩けますが、こちらは18分かかります。
バスなら「杉並芸術会館 座・高円寺前」で降りて徒歩1分、「高円寺駅入り口」からは徒歩2分。車の場合は注意が必要で、一般来館者向けの駐車場はありません。自転車は88台分の駐輪場があり、午前8時45分から午後10時15分まで利用できます。公演のあとに商店街をのぞくのなら、高円寺駅までの5分を戻るところから始めることになります。