神奈川大和阿波おどりの会場は、大和駅の東側に広がる商店街の一帯です。大和駅には相模鉄道本線と小田急江ノ島線という二つの路線が乗り入れており、どちらから来ても改札を出れば会場です。祭りの始まりも、この駅のそばにあった新橋通り商店会の催しでした。会場が「一本の通り」ではなく「駅の東側一帯」という広がりで語られるのは、この街の作りによるものです。
線路の跡が、歩く道になりました
その作りを決めたのが、平成5年の相鉄本線の地下化でした。地上を走っていた線路が地下へ移り、跡地の上部にプロムナードと呼ばれる歩行者用の道が整備されます。大和市は、これを駅周辺のまちづくりの成果として説明しています。線路で隔てられていた両側が歩いてつながり、駅前に広い歩行空間が生まれました。演舞場をいくつも並べて歩いて回らせるという祭りの組み立ては、この土台があって初めて成り立ちます。
隣のシリウスで休める
プロムナードを東へ進んだ先にあるのが、大和市文化創造拠点シリウスです。平成28年11月3日に開館した複合施設で、芸術文化ホール、図書館、生涯学習センター、屋内こども広場などが入っています。主催者は、当日使えるお手洗いとしてこのシリウス内を案内しています。数時間を屋外で過ごす行事ですから、冷房の効いた大きな公共施設が会場のすぐ隣にあることは、実際に助かる条件です。休憩できる場所として頭に入れておくと安心です。
昼から露店、夕方から演舞
当日は、商店街に面した道路の数か所が通行止めになります。会場に専用の駐車場はないため、電車で向かうことになります。車椅子で観覧するなら、主催者は有料の観覧席、または大和式礼の演舞場での観覧をすすめています。日中のうちから各商店街で催しが始まり、正午ごろにはブースや露店、キッチンカーが開くので、夕方の演舞を待つ間も手持ち無沙汰にはなりません。早めに着いて、駅の東側をひと回りしておくことをおすすめします。