セシオン杉並ホールで冬に行われる舞台阿波おどり公演(主催=高円寺純情商店街)。2026年は1月31日(土)・2月1日(日)に開催した。
冬のセシオン舞台阿波おどり presented by 純情商店街は、高円寺の商店街が真冬に開く舞台公演です。正式な公演名は「阿波おどり舞台公演セシオン2026」で、主催は高円寺銀座商店会協同組合、いわゆる高円寺純情商店街です。2026年は1月31日(土)と2月1日(日)の2日間、セシオン杉並のホールで開かれました。各日3部制で、第一部が午後0時30分、第二部が午後3時、第三部が午後5時30分の開演でした。
主催の純情商店街は、JR高円寺駅北口にある約200店舗の商店街です。もとの名前は高円寺銀座商店街でしたが、この街で育ったねじめ正一さんが実家の乾物屋と商店街を題材に書いた連作短篇集『高円寺純情商店街』が1989年に第101回直木賞を受けたことにちなみ、いまの名前を名乗るようになりました。小説の題名を街のほうが引き受けた、珍しい商店街です。
高円寺の阿波おどりといえば8月末の本大会ですが、この公演はあえて真冬に開かれます。主催者は、阿波おどりを通して商店街と踊り子が高円寺の魅力を伝え、多くの人に街への興味を持ってもらい、未来の高円寺を一緒に考えるきっかけにしたい、と趣旨を説明しています。杉並区の商店街支援事業として実施され、NPO法人東京高円寺阿波おどり振興協会とセシオン杉並が協力、杉並区が後援に入りました。
出演は高円寺で活動する連が中心です。1月31日には朱雀連、美踊連、天狗連、しのぶ連、東京新のんき連などが、2月1日には東洲斎、いろは連、ひょっとこ連、江戸歌舞伎連、東京天水連などが舞台に立ちました。料金は1公演2,000円(税込)の全席指定で、3歳以下は保護者の膝上なら無料です。前売券は2025年11月7日から電子チケットと紙の両方で売り出され、当日券は公演日の午前10時から会場の窓口で扱われました。
会場のセシオン杉並は、杉並区立の社会教育センターと高円寺地域区民センターが一緒になった複合施設で、ホールは491席です。所在地は杉並区梅里1丁目22-32、東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅から歩いて5分ほど。夏の路上では人垣の後ろから背伸びをして眺めることになりますが、屋内の舞台なら座ったまま、鳴り物の音と踊り子の表情を正面から受け止められます。商店街は踊り子も鳴り物もすべて子どもという入門の連「杉の子連」も運営していて、街ぐるみで踊りを育てている様子がうかがえます。