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東京大塚阿波おどり大会

1972年に始まった歴史ある阿波おどりで、南大塚通りと南大塚ホールを舞台に1,000人超の踊り子が集う。2026年は8月29日(土)開催。

東京大塚阿波おどりは、JR山手線・大塚駅の南口一帯で毎年8月下旬に開かれる阿波おどりです。始まりは昭和47年(1972年)。天祖神社の縁日や料亭に通う客でにぎわっていた戦前の大塚を取り戻そうと、地元の商店街が主催して始めました。関東の阿波おどりのなかでは東京高円寺に次いで古く、半世紀にわたって続いています。祭りを興した動機が「町のにぎわいを取り戻す」ことにあった点は、いまも大塚らしさとして残っています。

2026年は8月29日(土)の16時からの開催が決まっています。会場は大塚駅南口の駅前広場であるトランパル大塚と、そこから伸びる南大塚大通り。トランパル大塚では隊列を組んで踊る「組踊り」、南大塚大通りでは掛け声とともに練り歩く「流し踊り」が行われ、毎年1,000人以上の踊り子が参加します。入場も観覧も無料です。

この祭りの面白さは、出演する連の顔ぶれにあります。南大塚で発足した新粋連を筆頭に、サンモール大塚駅前連、大塚商興連、大塚駅南口盛和連といった商店会の連、巣鴨っ子連や空蟬連のような地域の連、さらに巣鴨信用金庫連、パナソニックホームズ連、豊島区役所連という職場の連までが名を連ねます。つまり、この町で商売をしている人、住んでいる人、働いている人が、それぞれ自分の連を持って通りに出てくるのです。よその祭りから招かれた華やかな連を眺める催しではなく、町の人が自分たちのために踊る祭りだということが、出演連の一覧を見るだけで伝わってきます。

前年は本祭の前日に前夜祭も設けられ、南大塚ホールとトランパル大塚を会場に、地元の選抜連による舞台踊りに加えて、地元の小学校や団体による音楽演奏が行われました。踊りだけでなく町の行事を持ち寄る場になっているわけで、こうした構成も商店街発の祭りらしいところです。

アクセスはJR山手線の大塚駅南口を出てすぐ。都電荒川線の大塚駅前停留所からも歩いてすぐで、東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅からも歩ける距離です。会場は駅前広場と大通りに集まっているので、あちこち移動しなくても組踊りと流し踊りの両方を見られます。日程や進行の詳細は主催者の公式サイトと豊島区の観光ページで案内されますので、出かける前に確認してください。問い合わせは豊島区観光課観光交流グループ(03-3981-1316)でも受け付けています。