稲城阿波おどり大会の舞台は、京王相模原線・京王よみうりランド駅のまわりです。稲城市の案内によれば演舞の場は三か所。弁天通りが第1会場、ランド北通りが第2会場、駅前広場に設けられる駅前演舞場が第3会場。三つとも、改札を出てすぐの範囲に収まっています。
一か所に腰を据えれば、連のほうから来ます
稲城市が公開している進行表を見ると、出演する連はこの三会場を順に回っていきます。つまり、観客の側が連を探して歩き回らずに済みます。どこか一か所に立っていれば、その日の連が順番に目の前へやってきます。
会場ごとに時間の配り方が違うところが、選ぶときの手がかりになります。弁天通りとランド北通りは、およそ5分刻みで次の連へ移っていきます。次から次へと入れ替わる密度のある流れです。一方の駅前演舞場は1連あたり10分前後を取り、開会式もここで行われます。ひとつの連の踊りをじっくり見たいなら駅前演舞場、いろいろな連を短い間隔で浴びたいなら通りの二会場、という選び分けになります。
会場は、日々の買い物道です
三か所のうち弁天通りには、弁天通り商店会という商店会が置かれています。公式サイトに並ぶ加盟店は、精肉店、豆腐店、青果店、酒店、洋品文房具店、寿司屋、クリーニング店、接骨院、美容室といった個人商店が大半です。全国チェーンが軒を連ねる駅前ではなく、生活の買い物をする通りが演舞場になります。主催が稲城市商店会連合会であること、稲城市が開催の目的を市民どうしの交流と商店街の活性化に置いていることとも、そのまま重なります。
混雑と、早く着いたときの時間つぶし
稲城市商工会は、当日はたいへん混み合うとして、電車やバスでの来場に協力を求めています。駅そのものは大きくありませんので、開始前に着いて三会場の並び方を確かめておくと、当日の動きが速くなります。時間が余ったら、線路沿いの丘へ上ってみてください。中腹に穴澤天神社があり、境内から下りた弁天社の洞窟には、東京の名湧水に選ばれた水が湧いています。参道は七十四段の急な石段ですので、履き物にはご注意を。