名簿のうえでは徳島県阿波踊り協会の徳島支部に並ぶ連です。生まれたのは1957年4月1日。連長は高瀬大輔さんが務めています。
名前に二つの意味を重ねています
連の名は、二つの言葉を折り重ねたものだと説明されています。ひとつは旧暦で4月を指す卯月。発足した月がそのまま名前になりました。もうひとつが、囃子を聞くと体の芯がむずむずと浮き立ってくる感じを言い表す土地の言い回しです。暦の言葉と、踊りたくなる衝動を指す言葉。同じ音にその両方を託した名前だということです。
ゆったりした調子で、正調を守ります
囃子は粋調と呼ばれる系統で、拍がやや大きくとられます。速さで押す連が増えるなかで、この連は落ち着いた歩幅を選んでいます。
女踊りは足を前へ滑らせる運びが持ち味で、しなやかさと品を大事にしています。男踊りは団扇の切れ味を見せつつ、場面によっては柔らかく崩す。そこに唄が重なります。古い形をそのまま今日まで運ぶ、という姿勢を協会の紹介でも自ら明らかにしています。
初めて見るなら、この連は「速さ以外の見どころ」を教えてくれます。手の高さ、足の送り、ためのつくりかた。ゆっくりだからこそ、一人ひとりの型の違いが見えます。
練習は曜日を決めていません
稽古の場は川内町民会館です。夜19時30分に始まり、21時で切り上げます。ただし曜日は固定していないと記されています。
有名連としての紹介は阿波おどり会館の一覧にもあります。同館の夜は1連ずつが舞台へ上がる仕組みなので、夏の演舞場以外でも出会える連です。