連の名は江戸時代の年号からとられています。もとは踊り好きが集まった仲間うちの会で、別の名を掲げて踊っていました。阿波おどりのおおもとにあたるとされる組踊りが天保のはじめの年に起こったと伝わることにちなみ、いまの呼び名に改めたと振興協会の所属連ページは説明しています。加盟先は同協会で、協会の公式リンク集には設立が1947年と記されています。
目印は黄色い団扇
見分けるうえで分かりやすいのは、女性の踊り子が手にする黄色い団扇です。所属連ページはこれを他に類のない当連ならではのものと位置づけ、踊りの名を「天宝の舞」と紹介しています。連名の「保」を「宝」に替えた名づけで、団扇が軽やかに動くさまを蝶にたとえた可憐さが持ち味だと書かれています。公式アカウントも「浮かせて魅せますあなたの心 天の宝の蝶の舞」という一文を掲げており、この踊りが看板であることがうかがえます。
三つの要素が重なるところを見る
もう一つの見どころは、力強く踏み込む男踊りと、やわらかく運ぶ女踊り、それを支える鳴り物が重なり合う瞬間です。所属連ページは、受け継いだものを守りながら新しい見せ方を探し続ける姿勢にも触れています。行列を待つときは、まず黄色い団扇の一団を探してください。見つけたら足もとの運びと囃子の変化に目と耳を向けると、この連らしさがつかみやすくなります。
見られる機会
出番は八月の本番にかぎりません。徳島市の阿波おどり会館では、有名連が日ごとに入れ替わって夜の舞台に立つ公演が毎晩組まれており、天保連もその輪番に加わる一連です。写真や動画、出演の知らせは、連が自ら運営する交流サイトの公式アカウントから随時発信されています。