連名は三文字に見えますが、二文字目は前の字を繰り返す記号で、平仮名の「さ」ではありません。読みは「さされん」。字づらを先に確かめておくと、調べものの入口で迷わずに済みます。名の出どころは古い神話にあります。岩戸にこもった太陽の神をふたたび外へ出そうと、神々が舞を仕掛けた場面。そのとき手にされていたという植物の名が、この連の名にあたります。旗揚げは1960年です。
屋内で見ると印象が変わります
連の紹介によれば、女踊りはしなやかさを身上とし、屋内の公演ではブラックライトによる演出が加わると紹介されています。日の落ちた通りで見るのと、照明を組んだホールで見るのとで、同じ連の同じ踊りがまるで違って映るということです。両方で見比べられる機会があるなら、それがいちばん贅沢な見方になります。
地面すれすれを進む男踊り
男踊りは腰を深く落とし、地を這うように進む形を目指していると紹介されています。あわせて挙げられているのが団扇さばきの巧みさです。踊りの信条は自由奔放で、形をそろえて見せるより、一人ひとりの判断を生かす方向を選んでいます。桟敷から見下ろすよりも、目の高さを下げて眺めたほうが、狙いはよく見えてきます。
会える場と、追いかけ方
協会が残している出演の記録には、2025年6月7日に県内でクルーズ船を見送る催しへ、もう一つの連とともに出たことが記されています。夏の本番だけでなく、港での催しや式典にも呼ばれる連です。公式の窓口は三つあり、そのうち一つは短い動画を並べる場です。動きで見せる踊りなので、写真より動画のほうが持ち味は伝わります。