1948年5月1日、徳島市の東側にある渭東と呼ばれる一帯で生まれた連です。協会は徳島県阿波踊り協会、支部は徳島。連長は岡田信二さんです。
提灯の一文字目に注目してください
名乗りの頭に使われているのは、いまの仮名づかいでは見かけない「ゑ」です。読みは同じでも、字面が違う。先頭を進む提灯を見上げたとき、この一字が読み取れれば連の名は分かります。旧い字を残したまま七十年以上そのまま名乗り続けている、という点だけでも来歴の長さが伝わってきます。
三つの表情を持つ隊列です
踊りの色が場面ごとにはっきり切り替わるのが、この連の面白さです。
- 女踊りは、散る桜のような柔らかさと艶やかさで運びます
- 法被をまとった女性の隊列は、切れ味の鋭さで見る側の背筋を伸ばします
- 男踊りは、腰を据えた正調と、型を崩して笑わせる暴れ踊りの二本立てです
そこへ、浮き立つ調子の鳴り物が重なります。しっとり、鋭く、おかしく。ひとつの連のなかで気分がこれだけ動くので、途中で目を離すと惜しいことになります。
一緒に楽しむことを掲げています
協会に寄せた自己紹介で、この連は客席と踊り子が一緒に面白がれる踊りを目標に掲げ、笑顔と福を結びつけた言い回しで自らを名づけています。踊る側だけが盛り上がるのではなく、桟敷や沿道の側を巻き込む構えだ、と受け取ってよいでしょう。
練習は木曜の夜です
稽古は徳島市の海洋センターにある体育館で、木曜の夜7時に始まり、9時まで続きます。
阿波おどり会館が紹介する有名連のなかにも、この連は入っています。