JR鳴門駅周辺の特設演舞場で8月9日〜11日の3日間、各日19:00〜22:00に開催されます。有料のBOAT RACE東演舞場のほか、西おどり広場・大道おどり通り・本町おどり広場の無料会場があり、誰でも飛び入りできる「にわか連」も人気です。8月9日朝には鳴門公園千畳敷展望台で「初おどり」も行われます。
鳴門市阿波おどりは、毎年8月9日から11日までの3日間、JR鳴門駅周辺で開かれる阿波おどりです。徳島県内の阿波おどりの先陣を切って開かれることで知られ、2026年も8月9日(日)・10日(月)・11日(火・祝)の3日間、各日19時から22時まで開かれました。主催は鳴門市、鳴門商工会議所、鳴門市うずしお観光協会で、運営は鳴門阿波おどり実行委員会が担っています。
「先陣を切る」という位置づけは、たまたまそうなったのではありません。昭和30年代、徳島市の阿波おどりが観光客を集めて一気に隆盛を迎えた反動で、郡部の連や踊り子、見物客が減っていきました。衰退に歯止めをかけようと、昭和40年(1965年)に新体制で発足した市の観光協会が阿波おどりの主催に乗り出し、開催日を徳島市の直前にあたる日程に固定して、撫養街道に桟敷席を設けます。昭和45年には桟敷を鳴門駅の西側へ移し、いまの形になりました。徳島市の前に踊る、という選択そのものが、生き残りをかけた戦略だったわけです。
初日の8月9日は、朝10時から10時20分まで、鳴門公園の千畳敷展望台で「初おどり」が行われます。渦潮を見下ろす展望台で踊りを奉じ、阿波おどりシーズンの開幕を告げるという趣向で、夜の演舞場とはまったく違う景色のなかで踊りを見られます。
夜の会場は鳴門駅周辺の4つの演舞場です。有料はBOAT RACE鳴門の東演舞場ひとつで、長さ約80メートルの桟敷が組まれ、入場券は前売900円、当日1,200円(小学生以上。身体障害者は半額)、入場者にはオリジナルうちわが配られます。残る西おどり広場、本町おどり広場、大道おどり通りは無料です。踊りたい人は無料の「にわか連」に入れます。各日19時45分ごろから簡単な練習があり、20時ごろから踊り始める流れで、参加者にはししゃもねこの手ぬぐいが先着1,000名に贈られました。最終日の11日は21時30分ごろから、鳴門市阿波踊振興協会に所属する連が総出演するフィナーレで締めくくられます。
同じ週には、8月7日(金)に鳴門・大塚スポーツパークで「鳴門の夏まつり」も開かれました。ステージイベント、縁日、マルシェが並び、目玉は音楽花火とレーザーライトの演出でしたが、2026年は台風13号の接近による強風と、会場内で進むオロナミンC球場の改修工事への影響を避けるため、花火の演出だけが中止となっています。阿波おどりの会場へはJR鳴門駅から徒歩約5分で、期間中は臨時列車も走ります。駅を降りてすぐ踊りの輪、という近さも鳴門の魅力です。