大阪天満宮と天神橋筋商店街(二丁目・三丁目・四番街)を舞台にした関西最大級の阿波おどり。関西阿波おどり協会所属連と徳島の有名連(天水連等)で約500人が踊る。例年8月最終日曜に本開催、前日に前夜祭が行われる。2026年は主催者の発表により休止となりました(前回開催は2025年8月31日)。
天神天満阿波おどりは、大阪市北区の天神橋筋商店街と大阪天満宮の一帯を舞台に、夏の終わりに開かれてきた阿波おどりです。まず大切なお知らせから。実行委員会のホームページでは、2026年6月に「本年は、諸般の事情により休止する運びとなりました」と告知されています。2026年の開催はありません。前年の2025年は8月31日(日)に開かれ、その前日には八軒家浜を会場にした前夜祭も行われました。
この催しの舞台立てには、大阪ならではの贅沢さがあります。天神橋筋商店街は南北およそ2.6キロメートル、およそ600店が連なる日本一長い商店街です。その2丁目・3丁目と四番街が演舞場になり、日本三大祭りのひとつ天神祭で知られる大阪天満宮が総おどりの会場になります。949年の創建と伝わる社の境内が、阿波おどりの鳴り物で満たされるわけです。参加するのは関西で活動する連に加えて、当日だけ加わる「にわか連」もあり、総勢およそ500人が踊ってきました。
支えているのは、商店街と踊り子の団体の組み合わせです。実行委員会は、天神橋筋商店連合会(2・3丁目)、天神橋筋四番街商店街振興組合、そして関西阿波おどり協会で構成されています。協力には大阪天満宮や大阪市北区、地元の信用金庫、鉄道会社、放送局に加えて、徳島県人会近畿連合会も名を連ねてきました。関西には徳島から移り住んだ人たちの結びつきが古くからあり、その厚みがこの祭りの土台になっています。
関西阿波おどり協会は2012年10月に設立された団体で、近畿地方の各連の親睦と連携を図り、阿波おどりを広めることを目的に掲げています。所属しているのは18の連。協会は、徳島市や東京の高円寺、埼玉の南越谷のような大規模な阿波おどりを関西にもつくり、街全体が阿波おどりで活気づく環境を、と構想を語っています。天神天満阿波おどりは2023年に第11回を数えており、その構想を形にしようとしてきた歩みそのものでした。
会場への行き方も書いておきます。四番街の周辺はJR大阪環状線の天満駅と大阪メトロ堺筋線の扇町駅から。2丁目・3丁目と大阪天満宮の周辺は、大阪メトロ堺筋線・谷町線の南森町駅とJR東西線の大阪天満宮駅からが近くなります。再開の知らせを待ちたい祭りです。