松茂町の徳島阿波おどり空港で、お盆の到着便に合わせてターミナルで到着客を阿波おどりでお出迎えする「歓迎阿波おどり」。2025年は8月9日〜10日に四国大学連・ほんま連などが出演しました(各回約20分・無料)。2026年は8月8日(土)・9日(日)に開かれ、藝茶楽・娯茶平が出演しました。
徳島阿波おどり空港の歓迎阿波おどりは、飛行機で着いた人を、その場で踊って出迎える催しです。会場は板野郡松茂町の徳島阿波おどり空港。徳島空港ビルのホームページでは「阿波おどり像前」が演舞の場所と案内されています。演舞は到着便の時刻に合わせて始まります。つまりこれは、観に行く阿波おどりというより、着いたら始まっている阿波おどりです。旅程の最初の10分で、その土地の音を体で受け取ることになります。
2026年は8月8日(土)と9日(日)の2日間に行われました。8日は藝茶楽、9日は娯茶平が出演。演舞は1日2回で、東京発のANA281便(10時15分着)に合わせて10時20分頃から10時40分頃まで、東京発のJAL455便(11時40分着)に合わせて11時45分頃から12時5分頃まで、それぞれ約20分間でした。徳島市の阿波おどりが8月11日からですから、空港のほうが数日早く夏を始める格好です。同じ期間にはキッチンカーの出るグルメフェアも予定されていました。
観る側が心得ておきたいのは、時間が固定されていないことです。到着便の実際の時刻によって演舞の開始は前後します。悪天候のときは、演舞時間の短縮や中止の可能性があると案内されています。一方で、桟敷のような客席がない分、踊り子との距離は近く、鳴り物の音がターミナルの天井に響きます。所要は約20分ですから、見物のために空港へ足を運ぶなら、3階の無料展望ホールや、徳島ラーメン・郷土料理の店を組み合わせて時間を使うのが現実的です。
空港の名前そのものにも由来があります。「徳島阿波おどり空港」という愛称は、2010年に新ターミナルへ移転した際に「徳島空港」から改められたもので、阿波ナビによれば、施設の随所に阿波おどりのモチーフが使われています。全面ガラス張りの明るい建物です。名前も内装も踊りでできている空港に、年に2日だけ本物の連が立つ。歓迎阿波おどりは、その仕掛けの総仕上げのような時間だと言えます。
アクセスは、JR徳島駅から空港リムジンバスで約30分。車なら松茂スマートインターチェンジから10分、徳島インターチェンジから15分、鳴門インターチェンジから25分です。問い合わせは徳島空港ビル(088-699-2831)。次回の日程と出演連は、決まり次第、徳島阿波おどり空港のホームページで告知されます。